地域の豊かさの表現としての景観

スイスの風景と、背後にある直接民主制


      Reglemente (村の掟)
      全員の集会で決定する。時々改訂する。
      1.建築及びゾーニング 29頁
      2.ゴミ処理       4頁
      3.エネルギー節約   10頁
      4.上水         7頁
      5.下水        10頁
      6.墓地         4頁
      7.火災・自然災害対策 11頁
      建築条例の構成
      1.序(目的、法的根拠など)
      2.建築申請
      3.村の開発計画
      4.建築監視(含、建築材料)
      5.ゾーニング
      6.一般、その他
      抜粋
      4−D) 場所性及び景観保存(pp.38-48
      第40条 建築材料
      a)屋根の材料
       Schieferplatte(最大40*60cm)
       暗い色彩のDachziegel
       Holzshindeln   
      ●それぞれについて、実例を確認すること;写真撮影のいずれかを用いる。
       建築区域外の公共建築には、その他の暗い色彩の材料を用いることができる。
      b)立面の材料は、周辺の建物に揃える(entsprechen)
       村役場は、壁に十分な面積(通常、全体面積の2/3)の木材の使用を要求することができる。バルコニーは、壁の面積には含めない。
      c)新築建物は、暗い色彩に塗装しなければならない(木部)
       Laerchenholz(松の一種)は自然の色彩のままにしなければならない。石は白ないし灰色とする。
      第41条 窓
       窓の開口部は、村落区域においては高さと幅の比を10:7とする。その他の区域では一般法規に従う。この開口部は並置することができる(間に柱を入れる)。窓には縦に1本横に2本の桟を用いる。桟の割り付けは、均等割とする。
      高さに対する幅の比率は、これを下回ってはならない(?)。
      既存の古い建物の壁に新たに窓を設けることは許される。但し、当初あった窓の外形と配列に適合する必要がある。このことは扉にも適用される。
      中間柱の見付幅は最小16cm、端の柱の見付幅は最小11cmとする。
      連続して2以上の窓を並べる場合には、各開港の間に垂直の柱を設ける。
      第42条 屋根の形状、構造
      a)ヴァリス式の屋根の慣例に従い、20〜25°の角度、即ち30〜45%の勾配とする。
      b)屋根上の構造物、例えばエレベータの機械室等、及び作り込みのバルコニーの為の屋根の欠き込み等は禁止される。
      c)屋根上に設けられる煙突及び屋根の採光窓は、不適当な(大きすぎる)寸法のものについて禁止とする。(●数量規定なし)
      第43条 建築の方位
      a)建物の前面は、その地区の一般的な建物の方位に合わせる
      b)村役場は、同じ向きの建物の区域を指定することができる。
      c)村役場は、特定の(個々の)建物の向きを指導することができる。
      第44条 アンテナ
       ラジオ、テレビ用の塔状のアンテナは、良好な視聴のために不可欠の場合に限り許可される。その場合であっても、視聴のために必要最小限の寸法と構成要素に限られる。
       ひとつの建物に、同一目的の複数の塔状アンテナを設置することは禁止する。
       可能な場合には、建築主は村の共同アンテナのネットワークに接続しなければならない。
      第45条 看板、及び標識
      a)看板は、屋根のかかっていない地面の上に張り出してはならない。
      b)域外の企業の、照明付看板は禁止される。
      c)村落区域内では照明付看板は禁止される。
       村の風景990811 小林撮影

       


      村の掟に従い新築された貸別荘


      新築建物内部