3.成熟都市シミュレータVer.1.0におけるアルゴリスム

成熟都市シミュレータのロジックの本質的な部分は、以下の機能である。その他に、データ編集・ファイルロード・セーブ、各種条件設定等の編集機能、景観シミュレータとの通信機能、歴史的累積情報のデータベース登録、及びこれに基づく各種評価ロジックなどがシステムには組込まれています。

(1)年次ステップによる滅失・生成の処理

既存の建物を全てスキャンし、(2)のアルゴリスムに従って滅失建物をピックアップします。滅失が生じた場合大都市モデルにおいては、直ちに(同年次内に)建替に移行します(空地・駐車場以外のいずれかの建築類型に移行します)。地方都市モデルにおいては、除却が行われた場合、直ちに建替えとするのではなく、ひとまず空地または駐車場とします。一般地域の場合には、滅失のあった土地について、従前からの空地・駐車場と同じ条件で、新規生成の評価を行います。

新規生成に関する評価関数が真値(類型番号)を返した場合、敷地条件及び都市計画条件に従って、新築建物の形状を計算します。除却・滅失にかかる差分データについては、年次別にとりまとめ、表示装置である景観シミュレータに、ネットワーク経由で送出します。同時に、評価に必要となる累積データとして追加記憶します。