4.インドネシア語版景観シミュレータ

1993〜98年度に、JICAの社会開発事業として、インドネシアにおける集合住宅適正技術開発プロジェクトが行われました。このプロジェクトは、都心に近い公有地などに、不法占拠に由来する低層高密度の住宅地が広範に存在するインドネシアの大都市において、住民に強制退去を強いることなく住環境の改善を進めるために不可欠な、安全・快適かつローコストの中高層集合住宅のプロトタイプを開発することが目的でした。この研究開発は、インドネシア公共事業省・人間居住研究所が中心となって行われ、建設省建築研究所からも多くのスタッフが専門家として派遣されました。

この中で、計画案の検討及びプレゼンテーションのために試用することを目的として、インドネシア語化の作業が行われました。

結果的に、インドネシアではまだパソコンが相対的に高価であるのに対し、模型や原寸のモックアップを作成する費用がより低廉であったため、原寸模型による体験入居の方が有効であることが判明しました。

しかしながら、メニュー、ヘルプ、エラーメッセージ等が全てインドネシア語で表示される本格的なソフトウェアとしては、第一号と考えられ、今後の普及が期待されます。また、当地においては、様々の英語版のソフトウェアが、不法コピーにより出回っており、ウィルスによる被害も水や空気のようにあたりまえに存在している中、自由に合法的にコピーできるフリーウェアとしての本システム(インドネシア名:3D Permukiman)は、一つの新しい方向を提示していると考えます。

[図III-12] 実験住宅(メイン画面のインドネシア語表示)

同プロジェクトを行った人間居住研究所等に関しては、以下のサイトから情報を得ることができます。

[図III-13] 視点設定画面のインドネシア語表示

http://www.pu.go.id/publik/sib/balitb~1/puslit~3/html/eng/index.htm