想定される研究開発内容 Ver.1.2(2000.5.11現在)


基本的方針

ソフトウェアの開発

(1)国土交通省版・景観シミュレーション・システムをベースとして以下の無償ソフト群を開発

(2)データ公開・意見集約用のサーバー機能(コンテンツ、CGI等)の開発

コミュニケーション用サーバーの構築(基本的なハードの整備)  

(1)地区別のデータを、地方整備局のサーバーに置く(サーバーの増強)

(2)無償公開ソフト、マニュアル等を、国土技術政策総合研究所または建築研究所に置く

   

市街地将来像データの構築(公開用データ入力)

(1)モデル検討地区及び事業の選択・決定

(2)データ構築のための設計図書、パース等の選択

(3)市街地現況データの作成(ステレオ空中写真からローコストで作成する)

(4)計画案に基づく3次元データ入力作業 (地域の若者による懸賞募集方式を検討)

(5)市街地現況データの上への計画案データの集約・合成・公開の作業

  (リモートで作業できるシステムを検討)

(6)計画案に対する意見の受付と集計分析作業

  (メールの自動識別・整理・委員への転送・WEBでの表示等を行う機能を開発)

マニュアル作成作業

(1)データ構築マニュアルの作成(データ入力者向け;入力段階)

(2)無償公開ソフトの操作マニュアル(一般市民向け;公開段階)

(3)サーバー運営マニュアル(サーバー管理者向け;公開段階)

(4)実務マニュアルの作成(実験結果を含む全体報告;最終段階)

 

10月以降の技術開発に向けてのアイデア

(1) レンダリング・サーバー

(2) ゲーム・マシン

(3) 高度なデータ作り込み

(4) データ・マイニング(例えば分譲価格等の情報を表示)

(5) 4次元化(形成過程の作り込み)

(6) ……


スケジュール

 

10

11

12

無償配布用ソフト開発

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーバー等ハード整備

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーバー・ソフト開発

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モデル検討対象地区選択

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市街地3次元データ構築

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市街地将来像一般公開

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意見等受付・集約分析

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マニュアルとりまとめ

 

 

入力

 

 

公開

 

 

 

 

 

実務

 

 

 

各地方の成果集約

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月以降の技術開発

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



実施体制と技術開発の詳細

(1)建設省版・景観シミュレーション・システムをベースとして以下の無償ソフト群を開発

 a.立体視のできる仮想現実機能(地方整備局などに置くことを想定)

現状

G3drl

問題点

なし

開発内容

スクリーンは一つと想定する(マルチスクリーン同期は行わない)

偏光メガネ方式とする

ジョイスティックによる視点決め

備考

現在、利用可能なシステムとして、以下のものがある。

?通産省ヒューマン・メディア・プロジェクトで開発された卵型スクリーン

?米国製CAVE(日商エレクトロニクス扱い)

?竹中工務店技研が開発したドーナツ型システム(入手困難?)

実施体制

CG系SH

 b.ネットワークで無償配布可能な、市街地将来像のビューワ(仮想市街地の中を歩き回る)

現状

Sim.exe または cosmo-player 等のフリーソフト

問題点

WEBブラウザとのリンク

参照ファイル(子グループ)のインターネットによる送受方法

ダウンロード・インストールの簡便化

開発内容

簡易インストーラiActiveX方式、外部ビューワ方式を検討)

URLによるファイル・アクセス

余分な編集機能の分離とビューワの減量化

実施体制

CG系SH

 c.ネットワークで無償配布可能な、クリエーターズ・キット(仮想市街地を構築編集する)

現状

Sim.exe, RealModeler

問題点

テクスチャ付きデータ編集機能のフリー化

WEB上のデータベースの部品の参照方式

開発内容

最終的にビューワと同一のシステムにすることを目指す

モデラー、エディタの機能を初回起動した時点で、機能を追加する

RealModelerは期間限定で体験版のライセンスを借り上げる方法を検討

WEBコンテンツとなる動画を視点移動から出す(MPEG, AVI

実施体制

CG系SH

 d.ネットワークで利用できるデータベース(市街地構成要素、現況市街地等の検索・配布)

現状

Kou.exe, Yuu.exe, Zai.exe, Editor.exe

問題点

WEB上のデータベースと、ディスク上のデータの連携

データベースの分散的な構築

コンテンツの拡充をどこまで行うか

開発内容

・当面、httpプロトコルによるファイル・アクセスに乗せ替えて実験する

実施体制

WEB系

 e.様々のCAD、CGソフト等とのデータ互換性を高めるファイル・コンバータ群の強化

現状

IN : DXF, MiniCad, DEM, VRML2

OUT : VRML2, DXF

問題点

様々の3次元データ形式が乱立状態

メッシュ系のデータに対応するかどうか

CALSとのインターフェースが求められている

GIS(例えば、ArcInfo)とのインターフェースも将来必要

開発内容

・当面、VRML2との相互変換の品質向上

実施体制

CG,CAD系

 (2)データ公開・意見集約用のサーバー機能(コンテンツ、CGI等)の開発

 a.計画案イメージに関する公開パンフレット、計画図等の公開機能

現状

一般的なHTMLで殆ど可能

昨年度の準備期間は、ソフトプライムにサーバーを立てた。

  http://bach.sprime.co.jp/pros/  CGI開発デバッグ用

叩き台作りは、小林研究室にサーバーあり

    http://10.194.24.149/Aitec/VR1.htm α版まで

    但し、旭庁舎の中からしか見えない。

独法建研のサーバーが利用可能 β版用、6月までの宣伝用

  http://sim.kenken.go.jp

  http://203.181.244.41

6月頃を目途に、仮想現実プロジェクトの専用サーバーを国総研2階に立ち上げる。

  フリーウェア、データベースなど、全国共通コンテンツの提供

  CGIの必要な機能について、地方整備局サーバーの下請け

問題点

旭庁舎のサーバーはかなり不便。制約が多い。開発が完了してから載せる

開発内容

個別サイト向けのスケルトン的なテンプレート、サンプルを用意する

実施体制

WEB系

 b.市街地現況データの公開機能

現状

3DDB

問題点

いくつかのバグがある

  病的な形状が生成される場合がある。

大きなテクスチャを用いているため、表示が遅い。

  例えば、タイル毎に色で処理すれば、速くなる期待。要実験。

WEBベースで用いる場合、検索用地図の版権が問題となる(地理院)

開発内容

計画された将来像(LSS-G)との一体化を図る

WEBベースのアプリケーションに直す(CGI

実施体制

WEB系

 c.入力された将来像3次元データの受付機能

現状

なし

問題点

 

開発内容

CGI

審査員を設ける場合、自動的に転送する機能等が必要

審査結果を受け、合格の場合、自動的にアップロードする

実施体制

WEB系

 d.市街地将来像の公開機能

現状

Yuu.exe

問題点

地図型の検索になっていない

開発内容

3DDBの機能拡張により対応するのが自然

実施体制

WEB系

 e.フリーソフト群の配布機能

現状

Http://www.kenken.go.jp

問題点

・ややOldFashon

・一応機能しているのみ。解説が不十分

開発内容

・一般市民向けに表現を工夫する

・地方整備局サーバーにも同一内容を転送する

実施体制

WEB系

 f.公開した将来像に対する意見収集機能(メール自動受付・集計)

現状

仮想現場事務所

問題点

目的が多少異なる

開発内容

今回事業向けにアレンジする

厖大な意見書が寄せられた場合、ある程度内容を自動分析する必要がある

キーワード抽出

予め回答の様式を指定し、○×式選択式の回答部分を設ける

全く事業と関係ない内容のもの(いたずら)をどう排除するか

もし審査員をかませるならば、データ入力公募と同様の仕組みが必要

実施体制

WEB系

 g.収集・集約した意見の公開機能

現状

仮想現場事務所

問題点

目的が多少異なる

開発内容

今回事業向けにアレンジする

HTMLファイルを自動生成し、更新する機能

 基本的にはフォラムが発展したもの

実施体制

WEB系


モデル事業毎のデータ構築作業

 基本的には本省予算から社団法人に委託し、この中で実施する。

 必要であれば、研究費をもって補填する。

(1)現況市街地作成

標準的には、ステレオ空中写真の自動解析により作成する。

国土地理院の12,500分の1を標準とし、年度当初に単価契約に近い見積もりを取る。

地方公共団体が保有する空中写真の活用を可とする。

その他、状況によりレーザー・スキャン等の方法を検討する(樹木の多い場合等)

(2)テキスト、画像等資料(HTML)入力

一般的なWEBコンテンツ作成作業である。

標準的な雛形から出発して、事業毎に特徴を出す。

必要なソフト・データの検索・取得の部分は共通部分として開発したものを利用。

 事業の目的、町の将来像等に関する記述を含める。

(3)構造物などの3次元データ入力

標準的には、クリエーターズ・キットによりデータを構築する。

条件が整えば、地元の若者などを対象に、データ構築を一般公募する方法を検討する。

入力作業の契約・支払いは、モデル事業単位で独立して行えるような方法を考える。

 支払い額に、入力されたデータの質・量を反映させる方法を考える。

広い面積の事業の場合、ブロックに分割し、現況市街地と同様の方法で検索する。

 現況市街地のみ、地形のみ、将来像を選択的に検索・取得・表示できるようにする。

a.    一般公募による部分

まず、HTMLコンテンツ、データ構築ツールを作成した上で、WEBから一般公募をかける

作業を行う登録を受け付ける

入力した結果を受け付ける

審査委員会を組織する

結果を審査する

合格者に謝金・賞金を支出する

審査委員の範囲:

 景観シミュレータ開発関係

 パワーユーザ関係

 住民参加の専門家

会合は少なくし、メールで情報交換を行う

b.    特命で地元大学等に依頼するケース

飯塚市の場合等、アンケート回答で要望がある場合

c.     ソフトハウスに外注する場合:難度の高い場合、計画の完成度が高い場合

d. 研究所直営で入力する場合:特殊なケースの場合:編集機能改善と平行して入力

例えば、市街地自動生成機能が必要な地区など

 (4)編集・合成・公開用コンテンツとりまとめ

まず、現況市街地の上に、計画された構造物データを合成する。

簡便のため代表的な視点からの眺め(画像)、ウォークスルー(AVI)も作成する。

   JPEG,MPEG,AVI形式のデータを作成し、ページに公開する。

 その他、Macユーザー等のためにVRML形式なども用意する

  →クリエーターズ・キットに機能を作りこんで、配布する

  既に写真合成が行われている場所もある。

これを、HTMLコンテンツ(雛型から出発)の中に適宜配置する。

仮インストールし、テストを行う。(要審査員?)

地方整備局、市町村等のサーバーにインストールする。

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